今、高校生で統合失調症を発症したあなたへ

今、高校生・中学生で統合失調症になったというあなた。
こんにちは、精神病をよく考える・統合失調症ブロガーのがじゃまるです。
このブログを読んでいるあなた今まさに発症したのか、もしくは初めての入院生活が終わり退院しているのかわかりません。
そんなあなたに、私の体験そして現在に至るまで、また確実にお役に立てるお言葉を送らせて頂きます。
発症したてで、現在のこと将来のことが不安であればぜひ最後までお読みください。

高校生の頃に統合失調症を発症しました

私は今から19年前、高校1年生の時に統合失調症を発症しました。
発症したての頃は「自分が神様である」「病院に盗聴器が仕掛けられている」「テレビや新聞が自分のことを話題にしている」と誇大妄想や被害妄想がとても強いでした。その度に保護室に入り、強い向精神薬を飲んで苦しい闘病生活を経て8か月に及ぶ入院生活をおえて高校に戻りました。

高校に戻った私は二度目の高校二年生を迎えましたが高校三年生の時に再発して、結果最後の半年は保健室登校をしながら一人だけ春休みに必要な単位を取り、一人で卒業式を迎えました。

自死をしないことを自分と約束しましょう

一番大切なこと。
自死を絶対にしないでください。死にたいと思う気持ち自体はこの病気独自の症状なので仕方ありません。でも行動に起こさないでください。私は周りが悲しむからとか産んでくれた親が悲しむとか周りの人を使って死なないように脅しのようなお願いはしません。なぜなら、私も死にたい時そのような言葉にいら立ちを感じていましたから。

私が言いたいのは「あなたは幸せになっていい」ということです。
それは病気であるとか関係ありません。
治療と時間とともに必ずあなたにその気持ちが生まれます。
もちろんそれまでにかなりの苦しさと辛さがあなたを待ち受けています。

でも、あなたが願うなら必ず幸せになります。自死はそれを阻む最悪の行為なのです。だからそれは絶対にしてはいけないことなのです。
もし自死をしたいと思ったら、その時だけは「自死の誘惑に絶対に負けない」という強い思いを思い出してください。後々のあなたはその強い思いに必ず感謝する日が来るはずです。

病気を治すのではなくて病気と付き合うこと

病気を治そう!辛さをなくそう!妄想や幻覚が辛すぎてなくしたい!という思いはいつまでもあなたを苦しめます。事実この病気の症状は辛すぎます。しかも、薬の副作用も辛すぎます。体が重かったりすぐ疲れたり眠かったりその辛さは説明できません。でも病気を治すコツは治そうとするよりも付き合おうという意識です。

病気を受け入れることがスタート地点です。今は病気になった理不尽さを受け入れられないかもしれないですが、いずれ病気との接し方をあなたなりに探ってください。

自分より学力が下の人が良い大学に行ったという葛藤

私は高校が進学校で高いレベルの大学を目指していました。成績も悪くなく病気をしなければとても良い大学に行っていたかもしれません。しかし現実は病気になり大学に行くまでかなりの時間がかかり大学もとてもレベルの低い大学に進学しました。

もちろん、高いレベルの大学を途中で諦めることは受け入れがたいショックでした。しかし、できないことは仕方ありません。しばらく経って昔の友達のことをFacebookなどを見て酷い自己嫌悪に陥りました。自分より成績の悪かった人がいい大学に行き良い就職先に行っている…。どうしようもない苛立ちで数日は落ち込みました。

でも、そこでコンプレックスに自分の行動を制限されるか、自分の未来のために行動できるかは結局自分の選択次第なのです。常にあなたがこの先コンプレックスを乗り越えることがあなたの幸せのためにステップなのです。

社会を恨む気持ちとどう接するのか

ありがちなのが社会を恨む気持ちです。自分ほど不幸な人間はいない。こんなことならどうなってもいい、もう社会が悪いんだという気持ち。
これは私もなった感情なので同意できます。だって腹が立ちますから。でもこの怒りをどこにぶつけていいかわからなくない?だったらもう、みんな滅茶苦茶になればいいのに、という感情。
でも考えてください。常に大切なのはあなたの幸せなのです。
その行為はあなたの幸せの真逆の行為なのです。
そんなことをしても病気は治らないしあなたも幸せにはなりません。
ただ、不幸になるだけという愚かな行為なのです。

何度も言いますが、あなたの思いがあれば確実に幸せになれるのです。だからこの気持ちは例え思ったとしても自分でその行為をしたらどうなるか必ず考えればよいのです。

統合失調症になった原因は追究しない

統合失調症の原因をあなたはこれから先思うでしょう。
どうやったら寛解するのかなと考えるでしょう。
こちらは下の記事にまとめていますのでご覧ください。

統合失調症の原因がわかったところでどうするの?

なぜ、あなたは幸せになれるのか

あなた幸せになれます。それはあなたが幸せを定義するのです。もちろん、これからあなたは生きていく上で多くの苦難がありますしそれは簡単な甘いことではないことも確実です。しかし、あなたが自分のために自分の意志で人生を決められるようになれば必ず結果はついてきます。

最後に高校生で統合失調症になった私の話をさせてください

絶望の中、私は死のうとしたこともありますし、妄想にとらわれた後、自分の内に閉じこもり家にずっと引きこもったこともありました。扇風機に向かってずっと話しかけていたこともあります。でも私は諦めませんでした。

諦めないでください。自分は幸せになれると必ず信じてください。
あなたの思いだけで、あなたのこれからの人生は変わりますから。

この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

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