【統合失調症の当事者が選ぶ】統合失調症の効果的だった治し方ベスト3

どうも、がじゃまるです。

私は統合失調症を抱えながら一般企業の障害者雇用で働く成人男性です。

 

私は、この記事を書く1年前に統合失調症の寛解が医者から告知がありました。

統合失調症を寛解と診断された件

と言っても寛解ってこういうことなのね…、と思いましたが。

完全に治るタイプの人も中にはいるんだろうなと思いながら。

 

統合失調症って治し方がだいたい

 

  • よく休みましょう
  • 薬をしっかり飲みましょう
  • 生活リズムを整えましょう

 

いや、こんなんじゃないからって思いませんか?

わかりますよ。言いたいことは。

でももっと本質的な方法を知りたいって思いませんか?

 

なので統合失調症の当事者がこれが良かったよ!って情報がなかなかないので今回は私が自身の体験で良かったことをまとめました。

ただし、私の場合なので全ての人に効果的か出来ることなのかはわかりません。

当事者が発信する情報としてご覧ください。

 

1.家族と別居する

家族は統合失調症において重要な存在です。

症状が酷い時は周囲の家族の助けがかなり必要になります。

しかし、そんな家族だからこそ逆に病気が回復してきた時にストレスになることもあります。

「早く仕事につきなさい」

「病気は治らないの?」

家族の理解というのは必要ではあるけど上手くいかないのも現実だったりします。

家族は言いたいことがお互いに言えるため喧嘩やトラブルになりやすいです。

 

私は支配的な親の元で育ったため病気を発症した後にこの人たちの近くにいてはまずダメだなと思い親元を離れて一人暮らしをしました。

親と物理的な距離を置くことでかなり過ごしやすくなったのも事実です。

病気を持ちながら一人暮らしは壮絶に辛いでしたが…。

 

しかし、効果的ではありますが金銭的な問題や病気の症状、自身が一人で生活できるのかどうかなどの問題からこれは条件としては難しいのもまた現実であります。

 

2.統合失調症を治さない

わたしはこれをまずは推しますね。

病気と共存するという生き方です。

私も20年近くこの病気と付き合って生きてますが多分、完全に治すのは難しいと思うんです。

症状がキレイさっぱりなくなったという人はごく稀なんじゃないかなと。

それよりも、実際に就労している方とか話を聞いていると

「仕事中に幻聴がきても受け流す」

「妄想が起こった時に、もしかしたらこれは妄想ではないか必ず思い返す」

こんな感じで症状が起こっても「あ、症状が起こったなぁと思う」これの方が大切だと思うんですよね。

もちろん、症状がきつくてそれどころじゃないとか、苦しくてたまらないとかいう方もいらっしゃると思いますよ。

でも、治そうとするよりも統合失調症の症状を抱えながらも社会生活を送る方がはるかに効果的だと私は思うのです。

 

だから「統合失調症を治さない」で「症状と共存しながら生きる」ほうが結果として治っていく、社会生活を送れるようになるのです。

もちろん、医療が進歩して根本が治ったらそれにこしたことはないんですけどね。

 

3.社会に参加する

最後は社会参加です。

統合失調症の症状は妄想や幻覚ばかりにスポットが当たりがちですが困るのは陰性症状の方なんですよね正直。

 

私も…3年くらいでしょうが無気力で無意欲で実家の自分の部屋で一日中ボーっとしていた時期があります。あの時期はただ寝て起きてご飯を食べての繰り返しでした。

他人どころか自分にも興味がなくなって現実感がなくなるというか…。

 

今でもふっと陰性症状のような症状があります。

私がこの症状が抜け出したのは社会参加だったかなと思います。

思い切って大学に通い始めました。

統合失調症を持ちながら。

大学は授業も自分の好きなように組めるのでなるべく午後から入れたり、授業中は適度に席を外して休憩したり。

私はそうやって社会参加をしました。

なぜかというと、家にずっといるのがとてつもなく苦痛だったからです。

何もしないで家にいるのが私には苦痛でした。

 

社会参加というのは何も学校や職場だけではありません。

作業所でも趣味の集まりでもいいと思います。

 

ただ、私は諦めませんでした。

家にずっと一人でいて一人の世界が嫌だったのです。

痛みを伴っても外の世界に出たいという私の希望がありました。

 

 

 

 

以上、私の経験上の統合失調症が治った、症状が良くなった3つの効果的な方法です。

あなたに出来る事、出来ない事それは条件が違うかもしれませんがご参考までに。

この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

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