働いているから偉いとか言っている人はその程度

「うるせぇ、ニートのくせに偉そうなことを言うな!」

たまに見かけるよね、こういう人。

 

いや、理屈はわかるんだよ。

自分は税金を払っているだ!とか自分のお金で生活してんねんとかね。

この国の三大義務の中に「労働の義務」があるわけだから確実に働いている人は偉いんですよ。

嫌なことがあっても取引先に頭下げ回っても上司に怒鳴られても、それでも日々働いているってのは僕は偉いと思うよ。

僕も職場でキツイ事言われたら頭が「イーッ」ってなるもんね。

だから僕は自分で自分のことを偉いとちゃんと褒めてあげるよ。

 

かと言ってニートを叩くのは違うんじゃないか

そこでですよ。

働かない人を叩くのはちょっと違うんではないかと。

身内ならまだ、わかりますよ。

働けるのに働かない放蕩息子だったら。

それは自立を促すべきです。

働けというよりは自立しなさいと。

 

でもね、働けない人を叩くのはちょっと違うんじゃないかなって思う。

それは精神疾患に限らないよ。

世の中には働きたくても働けない人はいるんだよ。

そういう人に向かって「このニートが!」ってのはちょっと違うんじゃないかって。

 

うつ病に、統合失調症になったら。

症状がきつかったらとても働けないよ。

特にその病気の原因が見えない家庭環境だったりしたらね。

 

親に十分な愛情を受けた人はわからないかもしれない。

だけど、そういう人もいるんだ。

すると不安から周りに迷惑をかけたり不快な思いをさせてメンヘラと言いたくなるかもしれない。

反論してきたらメンヘラニートと言いたくなるかもしれない。

その気持ちも正直わかる。

 

大切なことは自分の主観なんだ

だから、僕が言いたいのは「偉い、偉くないは個人の主観でしかない」ということ。

そもそも偉い、偉くないと考えている時点ですっごい器が小さいんだ。

 

じゃあ、もっと働いて稼いでいる人が偉いの?

 

お医者さん?

国会議員?

ソフトバンクの孫さん?

 

僕は商店街の八百屋さんだって十分素晴らしい仕事だと思うよ。

よく売れる野菜を仕入れて在庫も管理して接客からなんまで全部して。

 

バイトだから偉くない?

コンビニのバイトしたことある?

宅配便の受付からゴルフ便やらカード支払いに発注に金庫管理。

接客だけじゃないんだよ、僕は素晴らしいと思う。

 

働けない人も偉いんだよ。

働けない事情の中、孤独感と戦い自分の生き様に悲しみながら生きているのは僕はもうそれだけ充分だと思うんだよ。

 

だから働いているかどうかで優劣をつける、そもそも他者と自分を比較して人間としての優位性を決めること自体がその程度の器なんだ。

 

本当に偉いのは

僕は、プロ野球選手のイチロー選手みたいな人だと思う。

努力を重ねて結果を残し人々に夢や希望を与えてくれるような人。

文句なしに偉いと思う。

多くの人に愛されて夢を与えて、社会に貢献してだけからも尊敬される。

それが私の主観で思う偉い人です。

 

でもイチロー選手だけじゃない。

頑張っている人はみんな偉いんだよ。

だから、自分の方が偉いみたいのは違うんだ。

 

そして精神疾患になったら頑張りすぎると体が持たないで倒れてしまうんだ。

それだけは知ってほしい。

 

もちろん働けない人も考えるべき

かと言って働けない事、病気であることに甘んじて人を侮辱するような行為をする人。

 

「働いたら負け!生活保護バンザイ!」

「社畜が働いたお金で今日も生きるよ」

「自分は精神病なので何言ってもいいんだ」

「健常者はクソだ!」

 

それはちょっと違うだろ。

別に申し訳なさを感じろと言ってるわけではなくて「悔しさから憂さ晴らしに他者を侮辱する」のはそれは間違っていると思う。

 

あくまで働けない中で幸せを見つければいいのであって他の人の足を引っ張るのは違うと思うんだ。

辛さの中でも自分を見失わないで欲しい。

自分の不幸を他の人をけなすことによって埋めるのはそれは間違っている。

 

 

 

 

最後に、みんな色々あると思うんだよね。

 

思うこと、共感したことそれはちょっと違うかなって思ったこと。

ちょっと主旨から外れたとこもあるけど、とりあえず

「他者と自分を比較して優劣を決めても何も意味がない」

そのことだけは伝えたいです。

このブログを読んでる方には色々な状況の方もいるかもしれません。

でも、あなた自身が自分の主観で偉い偉くないを決めることが一番重要であり。

それは他人に強制するものではないってことだけは覚えておいてほしいな。

この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

Twitterはこちら>>> @gajamarudesu
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