高校生で統合失調症を発症した話

こんにちわ、がじゃまるです。統合失調症は10代後半で発症しやすい病気です。がじゃまるも高校時代にこの病気を発症しました。今回はそんな私の体験談をご紹介します。

がじゃまるは子供の頃、普通の家庭でした。両親は教育熱心で小学校の頃から塾通い。そして頭の良い中学校に入りましたが周りのレベルが高すぎて成績が落ちてそこから自分の中で何か歯車が狂いだしました。家で勉強しても眠くなってきて仮眠をとってしまい夜に熟睡できない。そして学校の授業についていけなくなっていき次第に塞ぎ込みな毎日を過ごすようになりました。

1.がじゃまるの高校時代の悩み

  • 勉強しても成績が上がらない
  • 親の躾が厳しすぎる
  • 漫画やゲームなどの娯楽が禁止される
  • 自分が本当にやりたいことをやらしてもらえない
  • 親に反論すると「口答えをするな」と暴力を振るわれる

親に認められたいという意識が強すぎて「良い子」でいたかったというのが本音かなぁやっぱり。親が喜ぶことが自分の喜びだと思ってた。本当は野球が好きだったんから野球をしたかったんだけど親が許してくれなくて入れなくてね。あの時は悲しかったな。自分が本当にしたいことを言えず心の中に押し込んでたね。

2.親によって埋め込まれた考え方

  • 親が言うことは絶対と教えられ自己否定が始まる
  • 寝つきが悪くなりなかなか眠れない
  • 深夜のラジオを聴くのが唯一の楽しみ
  • 気分が塞ぎこみ何も楽しくない
  • 成績を上げないといけないと強迫観念に追い込まれる

何かを主張しても聞き入れてもらえず「口答えするな」「親に向かってなんてことを言うんだ」と言われすぎて結果、親の機嫌を取るように顔色をうかがって自分の本当にやりたいこと好きなものがわからなくなってしまいました。

3.始まり出した前兆期

高校時代なんだけど、僕らの高校は体育祭の応援団ってのがありました。かっこいいなぁと憧れて僕も入ることにしたんです。その時は応援団の練習に明け暮れてとても楽しかった。先輩怖かったけど。そしたら、体育祭の応援団も終わって二学期の中間テストかな、練習に没頭しすぎて試験で最下位をとりました。僕もショックだったけど親も相当怒ってね。「ノストラダムスの大予言とはこのことだ!」とかなんか説得力ない怒られ方されたよね。とても辛かった。

だから勉強をとにかくがんばったんだ。それから家庭教師の先生つけてもらって。そして次の試験でぐん!と成績があがったんだ。だけどそこで「なんだ、勉強量を増やせば成績はあがるんだ!」って勘違いしたんだよ。そこからは寝る間を惜しんで勉強漬け。

と、いうかここら辺からおかしくなってきて「寝る時間もったいなくない?」って寝ないで勉強し始めるようになっていきました。

4.怒涛の急性期

そしたらね、3日目あたりかな?手が痺れだして強烈な不安感に襲われたんだよ。もう、泣き叫んでたな。「誰も信じられない!」って極度の不安な状態になって。親戚の叔母さんが来たけどやっぱり不安は収まらず僕は高校の先生に助けを求めました。その時に家まで飛んで来てくれたのが恩師の先生で先生と話していると自然と気持ちが落ち着いたね。

先生は僕が言ったことを優しく繰り返してくれたんだ。あの対応は今考えるとベストな対応だったと思う。なにか諭すわけでもアドバイスするわけでもなくただ、言ってることを繰り返して確認する

しばらくして落ち着いた僕はその日は両親と布団を並べて寝たけど、あまり寝た記憶がないんだよね。朝になって両親が精神科にかけこんで緊急で問診を受けました。僕は自分がこの世で一番優れていると、今考えたら誇大妄想で医師と診察してそのまま保護室に直行しました…。

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この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

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