統合失調症を持ちながら彼女の家族に結婚のお願いをしに行ったら

どうも、がじゃまるです。
今回は私が今の妻と結婚に至るまでの「彼女の両親に挨拶に行った話」です。

統合失調症を持ちながら相手の家族に結婚の許可を貰いに行くのはキツ過ぎる

いや、今思い出してもあの時はキツイでした。
彼女の家族に挨拶に行くときの緊張は尋常ではなくさすがにバンバン頓服を飲んだ記憶があります。

脳裏にあるのはひとつだけ。
「病気があるのでは娘とは結婚は出来ない」
やっぱりこれですね。
お互いがどんなに固い意志があっても相手の両親にこれを言われるともう一気にきつくなりますから。

相手に病気の兄弟がいるだけでも反対する家族がいるのですから…こればっかりはどうしようもありません。

彼女は私が病気であることを理解してくれおりそれも受け入れたうえで私との結婚を誓ってくれました。

実際はとてつもなくあっけなかった

彼女の家に着き彼女のお父さんが居間にやってきました。
緊張からか喉がものすごく乾いて出されたお茶ばかり飲んだ気がします。

しかし、最初に挨拶をして天気の話など世間話をしたらどうも、お父さんの様子がおかしいのです。
というのも、ニコニコしながら
「さぁ、ね。お話しましょう」
と早く結婚の話してくれという雰囲気に。せかされた私は想定外に早めに
「娘さんと結婚をさせてください」
とお願いをしました。
お父さんはすると、ちょっと困り気味つつ笑顔で
「それは、娘が決めた相手だからね。こちらがどうこう言うことじゃないよ」

…せっかちなのか?なんなんだこのくだりは。

本題である自分の病気について話してみた

私「私は統合失調症をという重い病気を抱えています。今は安定していますが調子が悪い時もあります。ですが娘さんを必ず大切にします。それでもよろしいでしょうか?」

お父さん「娘が幸せなら病気とか関係ないよ。娘をよろしくお願いします」

あっさり終わった…。

ご家族との挨拶はこの後に1時間ほどで終わりました。
後から聞いたのですが、お父さんは全く結婚の反対をしてなかったみたいでむしろ喜んでいたみたいです。
それは意外な所からわかりました。

私は当時、彼女と同棲をしていたのですがよく彼女のお母さんが家に遊びに来ていてお母さんと食事をしたり話をしていました。その様子をお母さんが事前にお父さんに伝えていたそうです。
それが好印象だったらしく全く問題なかったとのこと。
また、私も当時仕事についており、お父さんと仕事の話になった時にとても話が盛り上がりそれも良かったとのこと。

今では義両親と家族旅行に行ったりお義父さんやお義母さんともとても仲良くさせてもらっています。
今年の秋は義両親と海外旅行にも行く予定です。
体調大丈夫かな…。

ご両親に挨拶する上でのポイントは

  • 病気の症状は悪くならないか
  • 経済的な問題は解決しているか

一番はこの問題だと思います。これをクリアしてなかったら結婚というかまずは自立からだと思います。この条件をクリアしてから最後に「相手の家族はみとめてくれるか」になると思います。経済的な問題に関してはあなたが出来る範囲で頑張るしかありません。
僕も自分が出来る範囲の仕事を精一杯がんばり誠意をみせました。
最後に…これは誤解のないように言いたいのですが私は結婚したいから結婚したわけではありません。嫁が欲しいから結婚したわけでもありません。子供が欲しいから結婚したわけでもありません。彼女を愛してずっと一緒にいたいから結婚したのです。

だから、ご両親の恥じないよう仕事を耐えながら頑張っているし、ちゃんと挨拶にも行ったのです。

結果的に相手のご家族が私を認めてくれたのでなにも問題なく挨拶は終わったのですが、やはり準備というものは必要かと思います。

  • ある程度病気のコントロールができている
  • 仕事をしていて安定した収入がある(額は置いといて)
  • 相手の家族にどんな人間か理解してもらっている

それでも、結婚を許すかどうかは相手のご家族次第です。
なので、そこは誠意をもって話しましょう。
それが結婚、または縁があるかどうかという話なのです。

以上、私の統合失調症を持ちながら結婚のお願いをした話でした。

この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

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