非日常が日常!精神科病棟への入院生活

どうも、がじゃまるです。 今回は精神科の入院についてご紹介します。精神科の入院というと実際のところイメージが湧かない、もしくは悪いイメージだと思います。 日常生活で精神科への入院というと見えないのが原因かと思います。私は精神科への入院を4回経験しました。

いずれもやはり、病気を治すので辛かった思い出があります。今回はその中で、精神科への入院をしたことがないという方向けに精神科の入院は正直どうなのかご紹介いたします。  

1.精神科の入院をする前に

最初にとても大切な説明をします。精神科の入院は入る時に他の診療科では耳にしない、とても重要なことがあります。

1.任意入院かどうか

がじゃ先生
任意入院なのか、それ以外なのか。

これ、知らない人もいるかどうかわかりませんが、かなり重要です。 精神科への入院は自分の意志で入り同意のある任意入院とそれ以外の自分の意志以外である医療措置入院などがあります。私は過去1回の医療措置入院、3回の任意入院をしました。任意入院は自分の意志で入院してるため、病院内でできる権限がある程度あります。なんなら、自分の意志で退院できます。

がじゃ子
え?病院って自分の意志で退院できないの?
がじゃ先生
精神科は自分の意志で退院できるか微妙な所なんです。
特に医療措置入院の場合まず自分の意志では退院できません。自分に権限がないのです。退院かどうかは医師が判断するんです。これは道理がわからない訳でもありません。精神的に不安定な状態で退院しても社会生活が上手くいくか微妙な所だからです。この自分の意志で退院できないのを、精神科への入院を辛いと思う患者は少なくないはずです。   その点、任意入院は気楽です。普通に過ごしていれば何もトラブルもありません。外出も外泊も一般的にはあまり制限されないでしょう。 良き療養となる人もいるでしょう。しかし医療措置入院の場合、ここら辺が全て自分の意志が通りません。

がじゃ先生
まずは、この建前を知っておきましょう。

2.閉鎖病棟なのか開放病棟なのか

がじゃ
これに尽きます。
がじゃ先生
ここで全てが決まると覚えていてもらっていいでしょう。
私は過去3ヶ所の精神科に入院しましたが、そのうち二つは閉鎖病棟でした。 私の閉鎖病棟の印象はとても良くないです。   病院のタイプにもよりますが閉鎖病棟は周りに重い症状の方が多くトラブルになりやすく、看護師も忙しく対応が遅い場合が多いです。 閉鎖病棟の一番辛かった所は外出に制限がかかる所です。   閉鎖病棟での外出は院内外出と院外外出があります。 文字通り院内は病院の敷地内で、院外は病院の敷地外です。   閉鎖病棟ではこの院内外出も制限されます。目的地や時間などを記録しないといけません時間も限られています。   ここがきついかな正直、まぁそれ以外もきついけど。 極端なことを言ってしまうと、飲み物を買うとか院内の敷地で日向ぼっこに行くとか毎回記録しないといけないのです。

また、閉鎖病棟は開放病棟に比べてトラブルが多いです。精神科には後に紹介する精神科病棟独特のあるあるトラブルがあります。あと、看護師さんが忙しすぎて閉鎖病棟は頼んだことが後回しにされることが多いです。 この頼んだことも使用許可などしょうもないことが正直多いですが…。以上が建前として知って欲しい精神科病棟の入院の前提です。 これ以上にたくさん知っておいて欲しいことがありますが細かく書くときりがないので。おそらく、初めて精神科に入院される方はこの前提や普通の入院とは違うギャップに戸惑うはずです。 逆に入院経験がある方はその建前があるから、ある程度理解があるでしょう。病院をものすごく悪く言う方はこの点を多く言うかもしれません。しかし、根本的にどの診療科でも入院生活は辛いのです。精神科の特殊性を見なければですが。  

2.知って損はない精神科の入院生活の非日常

がじゃ先生
精神科の入院生活の非日常をまとめました。

  • テレビが個人でない場合が多い(ほぼ全て)
  • スマホが持ち込めない場合が多い(持ち込める所もある)
  • 私物チェックがある(刃物などをチェックするため)
  • 厳しい所はコード類も制限される。イヤホンとか(自死防止)
  • 大部屋がプライバシーないとこもある ・
  • 携帯電話で電話できない(これは最近の病院じゃ普通かな)

これ以外にも病院によってルールが変わりますが、とにかく制限が多いです。そして、非日常なことが普通に起きます。私が最初に入った病院はトイレの個室に鍵がありませんでした。普通に知らん患者さんが開けてきます。また、謎のオヤツタイムがありました。3時になるとオヤツが配られるのです。自分で買ったお菓子がですよ。

その病院では貴重品は全てナースステーション前のロッカーに鍵をかけて入れてました。 砂糖やタバコは盗まれる可能性が高いからです。どんだけだよ。患者さんも、もう色々です。トイレを必ず流さない人、廊下でずっと止まってる人、いきなり目の前でスティックシュガー飲むおっさん、ライターの所持が許可されてないので火を貰いに来るおじさん(慣れてくるとタバコも欲しがる)、妄想でわけわからんイチャモンつけて来る人…などなどもう色々です…。

3.精神科の入院生活ここが辛い

精神科のあるあるトラブルがあります。 ズバリ人間関係です。日常生活と変わらんすねこればっかりは日頃の人間関係が嫌で入院したのに、精神科でさらに人間関係に悩むなどしょっちゅうです。

精神科あるあるのトラブル

  • 風呂の順番争い
  • 寝る前の公衆電話の列
  • 大部屋での音のトラブル
  • 夜中の不眠者が集まって喋りうるさいトラブル
  • 共用ルームのテレビの取り合い
  • 食事席の取り合い
  • 派閥ができてイジメが起こる

がじゃ
書いててほんましょうもない…

こんなしょうもないトラブルで居心地がとても悪くなります。病棟は一つの隔離された村なのです。 そこには村社会のようなものができます。若い人は若い人で集まったり、女性は女性で仲良くなったりします。そうなるともう閉鎖的な村社会な訳ですから、人間の好き嫌いや喧嘩やイジメが起こります。一人になりたいのに一人になれないとかあります。なんの為に入院したんやろ…と思うことも多々あるのです。

4.精神科への入院って意味あるの?

では、精神科への入院は意味があるのかどうか私の判断です。

1.一時的な急性期治療

急性期、病気を発症したその瞬間は意味があるでしょう。初期治療で症状が抑えられるのと、外部のストレスから遮断され保護されるためです。私は統合失調症を発症してストレートに問答無用で隔離室(保護室)に送り込まれました。 隔離室とは簡単に言うと独房です。むき出しのトイレ(自分で流せない)、布団。これ以外ありません。トイレを流すときは看護師が来た時で飲み物も看護師が毎回渡します。 部屋にはそれ以外何もありません、檻のついた窓くらいかな。部屋は一般的なワンルームくらい。こんなとこ普通は1日持ちません。保護室を経験してると拘置所や独房の辛さがなんとなくわかります。もう、犯罪起こす気が少しも起こりませんでしたね。ただ、この独房みたいな保護室には大きなメリットがあります。外部のストレスから一切遮断される。自死ができない。 急性期に自分を保てなくて何をするかわからない症状もあります。そのためにはこの隔離された空間も重要だと私はあとで思いました。二度と入るのはごめんですが。この保護室ではなくても初期治療と言う意味では治療の効果はあります。

がじゃ
ただし、根本的なストレスの治療にはまずならないけどね。

2.それ以外

自分の意志で療養したいという入院なら意味があるでしょう。入院中は規則正しいリズムで勝手に食事が出てきて掃除もする必要がありません。不自由はありますが何もかも面倒な時に休みたいのなら良いかもしれません。

5.精神科は入院よりも退院の方がはるかに大切

精神科は入院よりも退院の方が難しいです。昔は長期入院がざらでしたが、今は長期入院もあまりありません。3ヶ月したら退院してくれとなる所も多いです。一番最悪なのは、開放病棟でトラブルを起こして閉鎖病棟に変更。そして任意入院が医療措置入院に変更される場合です。こうなると自分の意志で退院できない長期の入院生活もありえますなかなか不自由な入院生活で人間関係にトラブルを持ちながら病気の症状を治すとなったらキツイですよ。最後にそんな精神科での入院生活の私からのアドバイスです。


入院生活を体験した人ならわかるはず…。敵も味方も作らなないってのが一番重要かな。

がじゃ
以上、入院生活は日常が非日常でした。

この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

Twitterはこちら>>> @gajamarudesu

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