【読者さん体験談企画】私のうつ病体験談①20代女性の場合

どうも、がじゃまるです。今回は以前から募集していた読者さんから寄せられた精神疾患の体験レビューの第一弾をご紹介します。
この体験談は20代女性のうつ病のNさん(仮)からのご自身の体験談と伝えたいメッセージです。本当につらい思いをされて今の回復まで至ったことがわかります。それでは体験談の内容をどうぞ!

私のうつ病体験談(Nさん/20代女性)

あったら仕方ないけれど、出来ればないほうがいいもの。

例えば服の毛玉だったり床の凹みだったり。
大前提として、憂うつもないほうがいいのだ。
大方の読者の方は身をもってご存じの通り、うつ病というのは実に厄介で、この憂うつを生み出しては増やして頭の中を埋めていく。そして、この「ないほうがいいもの」を「あるのが当然の状態」にしていき、なくす気力すら奪ってしまう。
薬でこの憂うつを減らす方法はあるにしても効き目や相性は人によって違い、これが、本当につらいのだ。

治そうとすること。
病気とはどんなものでも患うと苦しく、つらいものである。
そして、医者はそれを治療する知識を持っている。
それを証明するための医師免許であり、医者という肩書きだ。

「朝起きましょう、外に出てみましょう、ご飯を食べましょう、睡眠をとりましょう。」

医者に診察で言われることがあるかと思う。
これは普通の人と同じ生活に習慣を戻していきましょうということではなく、頭を埋める憂うつを減らす治療法の内いくらかなのである。
胃腸炎を患うと食べ過ぎに注意されるようなものだ。
治療にあたり、医者の指示は聞く必要がある。

一番楽な寝るを続けるのは大切だ。
ただ、それと服薬で治らないということは、病気によってうまれた憂うつが強く他の治療法も必要だということだ。

出来ないことは出来なくていい。
違う方法を考えるのは医者の仕事であり、そのための知識や研究である。
大切なのは患者としてありのまま症状と経過を伝え、できる範囲での指示に従うことだ。
病気のために既に様々な事を諦めては捨て、涙を流してきただろう。

一度は挫けた人生、素直に治療を通した生活をしてみるのもいいのではないだろうか。
うつ病であるよりは、そうでないほうがいいのだ。

この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

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