不安の薬が効かない時に本当に欲しいもの

人間か関係で大きなストレスを感じた時や大切な人から裏切られたり捨てられた時、あなたは大きな不安を感じませんか。

それどころか普通に生活していて何も根拠もないのに不安を感じませんか。

私は日々の生活の中で将来への不安がふっと沸き上がりどうしようもない心苦しさを感じること多いですね…。

 

この記事ではそんな不安には薬ではなく本当に欲しいものは何なのかを考えていきます。

私もメンタルの病気を持っていて一度状態が悪い時に根拠のない不安に襲われました。

それは大切な家族から失望するような言葉をかけたからです。そんな中、そこから私が立ち直るきっかけになった体験を書いています。

どうぞ、同じような辛さで困ってる方はご覧ください。

欲しいものは抗不安薬や抗うつ薬でもない

結論から言います。

 

それは安心感です。

 

不安の逆は安心なので確実に安心感なのです。

不安の逆は抗不安ではけっしてありません。

でも安心感という言葉だと漠然としています。

だから私はこのように考えました。

そうなのです。

「辛かったね、よく頑張ったね、もう大丈夫だよ」という言葉をかけられた私は涙が止まらず辛い気持ちがふわっと軽くなったのです。

薬なんかは脳内の不安感を物質で化学的に紛らわしているのに過ぎないのです。

本当に大切なのはあなたが安心することなのです。

それにはどんな薬も勝てないのです。

不安な時、あなたは確実に安心を求めているのです。

 

不安感が強すぎて救急車で運ばれた話

私が不安感から緊張性の腹痛で救急車で運ばれた時の話です。

当時、うつがきつかった私は家族に心無い言葉をかけられ、「もうこれから自分一人だけで生きていくしかなんだ」と不安感が強く出てしまい緊張性の腹痛に耐えられず救急車で緊急病院に運ばれました。

病院では最初の処置室で採血や点滴を受けたのですが、そこにはベテランの看護師さんがいて慣れた手つきで応急処置をしてくれていました。気分の悪さと居心地の悪い救急車で緊張と気持ち悪さを感じていたら、私はベテランの看護師さんに言われた一言でその時の症状が治ってしまいました。

「あなたのような病気の人はたくさん来るよ。みんな辛さを抱えながら日々頑張ってる。あなたも辛かったんだね。もう大丈夫だよ、おばちゃんが傍にいてあげるからね」

正直、自然と涙が溢れました。

ベテランの看護師さんはそっと私の手を握り私の傍にいてくれたのです。

 

私は説明の出来ない安心感に包まれて体に入っていた力がストンと抜けていき、不安感も謎の腹痛もきれいに治っていきました。

この経験から、私は「薬なんかじゃなくて安心が欲しいんだ」と思ったのです。

病院では検査もしましたが異常もなく心因性の腹痛ということで安静して家に帰りました。その途中でも看護師は時たま私の所に寄ってくれて軽い励ましをしてくれていました。白衣の天使とはこのことだなぁと、言葉は人を救うのだなぁとしみじみと思ったものです。

温かい言葉は薬よりもはるかに効果がある

もちろんそんな人周りにいなよとか、言葉じゃ辛さなんて全然減らないという方もいる事もわかります。

でもそんな方でも本当はこの言葉があればなぁ、という気持ちが少しでもありませんか?

 

だからこそ不安な時欲しいのは精神科の薬ではなく「辛かったね、よく頑張ったね、大丈夫だよ」という言葉だと私は言いたいのです。

 

しかし、人は必ずしも誰かと一緒にいるわけでもなく、一緒にいる人に理解があるとは限りません。

だから、あなたの応援者となるような支援者。

理解がある人が周りに一人でもいるとあなたの辛さはかなり減ると私は思うのです。

あなたに安心を与えられる人が出来たらならそれは、安心を通り越して幸せだと私は思います。

この記事のライター <<がじゃまる>>

≪がじゃらぼ≫の執筆・運営をしている、WEBライターの”がじゃまる”と申します。高校時代に両親や友達との葛藤で統合失調症を発症。16歳の春にストレートで隔離室へ。紆余曲折を経て病気を抱えながら大学へなんとか入学・卒業。抑うつと希死念慮を抱えながら商社での一般企業オープン雇用(2014.11~)と結婚(2015.7~)をもとに、精神疾患の悩みや共感をお伝えしてます。

Twitterはこちら>>> @gajamarudesu
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